神社の手を洗うところは手水舎といいます。
もしここで、
正しい作法をやらずに参拝をしていては
ご利益が無くなり、
恥ずかしい思いをするかもしれませんよ。
ここにも、とても大事な役割があるのです。
今回は、
神社の手を洗うところの「手水舎」の意味や作法、
ひしゃくの使い方などを紹介します。
神社の手を洗うところの名前、意味とは
神社の手を洗うところの名前ですが、
「手水舎」と言います。
手水舎の読み方は、
「ちょうずや」「ちょうずしゃ」「てみずや」「てみずしゃ」など。
読み方にもいくつかあるようです。
そもそも「手水舎」とは何の意味があるのでしょうか?
参拝者である私たちが手や口を洗って清める施設の事をいいます。
神様に参拝する前には体を清めてから参拝します。
清める為に手水舎が置かれています。
私が小さい頃、
神社に行くと母に「ここで手を洗うのよ!」と言われて
理由は分からなかったですが、洗っていました。
神社の手水舎に来たら何となく手を洗っていました。
手を洗わないといけないのだと思った事を覚えています。
しかし、その時はその場所が「手水舎」というのだと言うことは知らず、
知ったのはもっと大人になってからでした…。
もちろん、洗い方の作法もあります。
子どもに聞かれた時に上手く答えられないと
ちょっと恥ずかしい気持ちになってしまいますので、
スムーズに答えられるように覚えておきたいものですよね。
神社の手を洗うところでの作法、ひしゃくを上手に使う作法
神社の鳥居をくぐると最初に見えてくるのは、
水が出ている場所!
手水舎ですよね。
神社などでの参拝は、
この手水舎でお清めを行うのがマナーなのです。
実際に、
神社の「手水舎」で手を洗った人はたくさんいると思いますが
きちんとした作法までは知らず、
手を洗ったという方は少なくないはずです。
せっかく神社に参拝に行くのであれば、
手洗いの作法もマスターしておきたいですよね。
ここからは、
手水舎での作法を説明していいきます。
- まず、手水舎に入る前に一礼をします。
- 右手でひしゃくを取り水をくみます。
- 右手でくんだ水で、左手を清めます。
- 左手にひしゃくを持ち変えます。
- 今度は右手を清めます。
- 左手に水を少しためて、今度は口を清めます。
- 再度、口がついた左手を清めます。
- ひしゃくの先端を上にあげ、垂直に立てるようにして
ひしゃくの持ち手の所に水を流し清めます。 - 最後に、ひしゃくを元の場所に戻します。
元に戻す時は最初に置いてあった通り
ひしゃくは伏せて置くように気をつけてくださいね。
言葉にしてしまうと難しく思えるかもしれませんが、
実際にやってみると意外に簡単なものです。
また、神社によっては
手水舎に作法が詳しく記載された看板があったりするので
それを参考にして頂ければと思います。
さて、次は手水舎で注意すべき点を下記の通り説明していきます。
- ひしゃくには、口をつけないようにしましょう。
ひしゃくは、皆が使うものなのです。
その為、絶対に口をつけないように気を付けてくださいね。
実は私も小さい頃ひしゃくを口につけてしまい、
母にすごく怒られたのが苦い思い出として忘れられず、
ずっと覚えていたりします。 - この一連の作法をひしゃく一杯の水で行うようにしましょう。
- 最初の方で水をたくさん使い、無くなってしまいがちですが、
水は少しずつ使うようにして焦らずゆっくり清めていきましょう。 - 口を清める際に水を飲んでしまう人もいますが、
それは汚れを飲み込む事になってしまいますので、
必ず吐き出すようにしましょう。
また、衛生的にもいいものとは限りませんので、
飲むということはやはり避けてください。
手水の仕方です。言葉よりも動画の方がわかりやすいかもしれないですね。
他にも参拝の方法などの動画があります(東京都神社庁 公式チャンネル)
まとめ
初詣や、子供が産まれてお宮参りに行ったりと
大人になればお参りするという機会はぐっと増えることになります。
また、結婚していれば義理両親とお参りを一緒にする機会もきっとありますよね。
そんな時…。手水舎での作法が分からない。どうしたらいい?
そのように焦らない為にもぜひ作法をしっかり覚えて、
マナー知らずな人だと思われないようにしておきたいですよね。
また、忘れてはいけないのがハンカチです!
手や口を清めるのですからハンカチは必ず必要ですよね。
筆者は、うっかりハンカチを持って行くのを忘れてしまい
それで恥ずかしい思いをしていたりします。
参拝に行く前には、ぜひハンカチを持ったかチェックしてください。
頭ではイメージしていても、
焦ると頭が真っ白になって上手く出来ないという事もあると思います。
そんな時は、深呼吸して少し落ちついてください。
急ぐ必要はありませんからね。
ぜひ、正しい作法を覚えて気持ちよく神社に参拝に行きましょう!