マツタケの近縁種「バカマツタケ」の人工栽培に成功
奈良県森林技術センターと整備機構森林総合研究所が
共同で2015年から研究していて、
林内で「バカマツタケ」を発生することに
成功したと発表がありました。
これからは、栽培技術を確立していく段階になり、
奈良県内のきのこ生産者に普及する予定だそうです。
バカマツタケとは?
初秋にコナラ、クヌギやシイ類などの広葉樹林の地上に発生するきのこで
マツタケならば松林で発生するが、バカマツタケは雑木林に発生する。
大きさがやや小ぶりなだけで、香りも味も感触などマツタケに劣らない。
むしろ香りはマツタケよりも強いくらい。
このすばらしい香りはバカマツタケとマツタケくらいだそうです。
この「バカマツタケ」がたくさん採れればいいのに、
なぜか流通してないですよね?
数が採れないのでしょうね。
「バカマツタケ」にとは何ともかわいそうな名前だが、
本家のマツタケより、少し早い時期に、
赤松ではなく違う場所の雑木林に出てくるため
バカなマツタケということからこの名前があるそうです。
今回人工栽培が確立されれば、「バカマツタケ」は
販売に影響しそうな、そのままの名前ではなく、
何かしらの商品名で販売するでしょう。
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通常のマツタケは赤松などの松林に生え、
バカマツタケはコナラなどのある雑木林の
斜面の水はけのよい場所に生えるそうです。
マツタケやバカマツタケは生きている樹木の根から養分を
もらって生きているため、
瓶などを使った人工栽培がいままで成功していませんでしたが、
今回林内で成功したということです。
詳しい記事はこちらから。
バカマツタケの価格?
今現在は人工栽培物の「バカマツタケ」はまだ販売されていないので、
価格はわかりませんが
天然物の「バカマツタケ」は「マツタケ」より、かなり安いので
100グラム2000円とかのマツタケの1/3~1/5位でしょうか。
流通はしていないので、スーパー等ではまず見かけません。
値段はバラバラ。
5月に採れるマツタケの偽物、
「早松茸(さまつたけ)」というのがあり、
香りがない偽物なのに「松茸」と同等に扱われ
100グラム10万円という破格値で売っていた事もあり、
天然物は時期と大きさで、価格がかなり違うようです。
それにしても、香りがない偽物にこの価格はちょっとびっくりです。
人工栽培物の「バカマツタケ」はそんなことから、
天然物の価格の半分1000円を切ってくるかなあ
そうなって欲しいと願います。
(徐々に安くなると思うので最初は高いかな)
通販などで販売されれば、松茸人気がバカマツタケ人気に移って、
凄いブームになるかもしれませんね。
美味しい物が安く食べれれば、ニコニコです。
それにしても販売が楽しみですね。