あなたは、手水舎を利用出来ないからといって
身を清めず参拝してしまうなんて事をしていませんか?
そんな事は、日本人として恥ずかしいですよね。
私は小さい頃神社に行くと
必ず手水舎で手順を忘れて適当にして怒られたり、
ひしゃくを口に直接つけて親に怒られたりと、
神社では怒られた記憶が多くいい思い出がありません。
さて、基本神社に参拝する前は手水舎で身を清めますが
小さい神社や、人が常駐していない神社だと
手水舎の整備が行き届いていなかったりして、
利用出来る状態でない事が多いのも事実です。
せっかく神社に来たのだから、
手水舎できちんとした手順で身を清めたいなぁ。
そうしないと、自分の気持ち的に神様と向き合えないんじゃないか。
そのように思う気持ちもよく分かります。
しかし、ないものは仕方ありません。
最初から手水舎がないと分かっている場合、
水が汚くて利用出来ない場合、
神社に行ってみたら手水舎がなかった場合など。
そんな時でも慌てず対応出来るように、
ご紹介していきますのでぜひご参考にしてみてください。
神社に手水舎がない、水がない、汚いのが分かっている場合の対処法
私は、子供の頃神社に行き鳥居をくぐると龍があり
キレイな水が流れている所で手を洗う場所がどこにでもあるのだと思っていました。
でも実際はそうでない所もあるのです。
一度でも行った事がある神社であれば、
手水舎がない事、水がない事、水が汚くて使えない事も
分かっているはずなので、慌てる事もなく準備して行く事が出来ますよね。
事前に分かっている場合、手水をする手軽な方法としては
ペットボトルや水筒などに水を入れて持って行き身を清めるのも一つの方法です。
また、ウエットタオルでも持っていれば水の代用として使う事が出来ますよ。
本来、手水舎では下記の通りの順番で身を清めていくのが一般的です。
① 手水舎に入る前に一礼します。
② 右手でひしゃくを取り水を汲みます。
③ 右手でくんだ水で、左手を清めます。
④ 左手にひしゃくを持ち変えます。
⑤ 今度は右手を清めます。
⑥ 左手に水を少しためて、今度は口を清めます。
⑦ 再度、口がついた左手を清めます。
⑧ ひしゃくの先端を上にあげ、垂直に立てるようにして
ひしゃくの持ち手の所に水を流し清めます。
⑨ 最後に、ひしゃくを元の場所に戻します。
こちらが、手水舎が利用出来た場合の作法になります。
ご参考までに記載しましたので、こちらもぜひ覚えておいて損はないはずです。
持参した水でも、ウェットタオルでも代用して順番を守って清めていければ、
手水舎の水でなくとも何もしないよりは
あなたの気持ち的に随分違うと思いますよ!
神社に手水舎がない、水がない、汚いのが分かっていない突然の対処法
あなたは、そもそも手水とは何なのか知っていますか?
神社の鳥居をくぐるとすぐに見える手水舎で、
参拝する前に手を洗うことです。
昔から、罪や穢れなどを洗い流す力が水にはあると言われており
そのような力がある事から参拝の前には水で清める事がマナーとなっています。
パワースポット巡りが流行っていたりして、
初めて行った神社だと手水舎がない、
水が使えないという情報が得られず、
実際行ってみたらどうしよう~!と困った人も少なくないはずです。
手水舎の水が汚いからと言って、
「じゃぁもう手水はいいか。」と素通りしてしまったりする事は
穢れたまま参拝する事になってしまいますのでやめましょう!
また、
たとえ手水舎があったとしても水が汚く利用出来る状態でなければ
利用はやめておくべきです。
そのように汚い水であれば、
身を清めるどころか余計に穢れてしまう事になってしまいます。
突然、手水舎が使えないと分かった場合は手洗い場や、
お手洗いの手を洗う所を使って身を清めるようにしましょう。
もし、除菌やウェットタオルでもお持ちであればそれを利用して清めるのも一つです。
本来は、手水舎で行うべきですがない場合は仕方がありませんよね。
ようは身を清められればどこの水であっても問題ないという事です。
大事なことは、身を清めようという気持ちなのですよ!
まとめ
神社には手水舎があって、
キレイな水が流れているものだと筆者も思いこんでいました。
正しい作法で身を清める事は大事ですが、実際には手水舎がなかったり
水の上に落ち葉やゴミが落ちていて汚れていたりして衛生的にも、
気持ち的にも利用する事が困難な場合もあります。
だからと言って、手水舎を素通りして身を清めずに参拝してしまう事は避けましょう。
そのような場合、どうしたらよいのか柔軟に対応出来るように
頭の片隅に入れておく事で慌てることもないはずです。
神社でも作法はとても大事ではありますが、
それよりも一番大事なことは
神様への感謝の気持ちだということを忘れないでください。
ぜひ、きちんと身を清めた状態で神様に感謝の気持ちを持って向き合いたいですよね