カレーが嫌いという人はあまり見たことがないくらい、
大人から子供までみんなが大好きなカレー!
今は種類も多いので、
毎回いろんなカレーを選んで食べるのも楽しいですよね?
そんなカレーは、
カレールウを入れればすぐ出来るので
大きなお鍋にたくさん作ることもあると思います。
余ったカレーの保存は皆さん、
どのようにされていますか?
冬など気温が低い時期は、
お鍋に入れたまま常温で出しっぱなしっていう人は
ちょっとやめておいた方が良いかも知れません。
今回は、
カレーが腐るとどうなるのか?
冬なら本当に大丈夫なのか?
また、
カレーをおいしく保存する方法と保存期間についても解説していきます!
カレーが腐るとどうなる?冬なら大丈夫?
作り方がとても簡単なだけに、
大量に作って保存する人も多いと思います。
そして、
冬などの気温が低い時期は
お鍋に作った状態のまま常温で
保存している人も結構多いようです。
しかし、
冬でもカレーの常温保存は決して安心ではありません。
常温で置いておけるのは、
冬だと1日、夏は半日程度と短くなります。
もしうっかり長い置いてしまった場合、
だんだん味が悪くなって見た目にも
作った時とは違った状態が見えるようになります。
《カレーが腐った状態》
カレーが腐るとどうなるのか、
知っていますか?
・カレーの表面が白っぽく膜が張っている。
・においや味が酸っぱい。
・納豆みたいな味がする。
白っぽい膜というのがカビです。
ちょっと糸を引いたりすると
さらに腐敗が進んでいる状態なので、
白いカビが見えたらすぐ処分するようにしましょう。
たくさん余った状態で
腐るととっても勿体ない気持ちになると思いますが、
少々酸っぱいくらいは火を通せば大丈夫と安易に自己判断せず、
酸っぱいのも腐っている証拠ですので、
食べないでください。
お腹を壊して酷い下痢に悩まされることになりますよ!
下痢になったことがある人は分かると思いますが、
もう本当にこのまま死んでしまうかもと思うくらい辛いですし、
変な脂汗は出てくるしホントに酷いです。
かくいう私も経験者です。
私の場合カレーではなかったですけどね。
とにかく、
尋常じゃないので変な臭いや酸っぱい感じがしたら
即処分するようにしてください。
カレーをおいしく保存する方法と保存期間
カレーを保存するならおいしく保存したいものですよね?
カレーの保存方法と保存期間について見ていきましょう。
《常温保存と期間》
先ほど、
カレーの常温保存は冬なら1日、
夏なら半日程度とお話しました。
しかし、
常温で置いておくには夏でも冬でも
必ず3回は火を通すようにしてください。
そして、
一度火を通し終えて火を止めたあとはすぐフタをしないで、
少しフタをずらした状態にして粗熱を取るようにしてください。
完全にフタをしてしまうと、
カレーの中心部分の温度が熱いまま残ってしまうので、
なかなか均等に冷めないのですね。
それに、
フタの裏側に水蒸気のしずくができてしまって
これが雑菌を繁殖させる原因にもなりますので、
完全にはフタをしない方がいいです。
火を止めたらフタをずらして
粗熱を取ることを忘れないようにしましょう。
保存期間は冬なら1日、夏は半日程度です。
《冷蔵保存》
冷蔵保存にする場合は、
カレーを完全に冷ました状態で冷蔵庫に入れるようにしましょう。
さきほどフタを少しずらして粗熱を取るようにお話しました。
それでも熱は取れるのですが、
カレーの中はまだ温かい状態になっています。
実はこれが菌が繁殖しやすい環境になっているので、
できるだけ早く冷ました方が良いのですね。
そのためには粗熱が取れたら
鍋より大きめのボウルなどに氷水を入れて、
その中に鍋を浸けます。
そして、
少しかき混ぜて均等に冷めるようにしましょう。
かき混ぜる時は空気を含むように
大きくカレーを下から上へひっくり返すように混ぜます。
そして、
カレーが冷めたらジップロックの袋に空気を抜いて密封します。
タッパーでも良いのですが、
タッパーの場合はカレーの量がタッパーの上部までなく
少し1㎝くらい間が空く場合は、
そのままフタをすると
フタとカレーの表面に空気がある状態なので、
フタを閉める前にラップやアルミホイルでカレーの表面を覆うようにします。
カレーの表面に貼り付けても良いですね。
そうして空間を作らないようにしてフタをします。
この状態で冷蔵庫に入れて保存期間は、2~3日程度になります。
《冷凍保存と期間》
一番ベストな保存方法がこの冷凍保存です。
これも冷蔵の時と同じように完全に冷ましてから、
ジップロックに入れて冷凍庫に入れます。
ただカレーの具材でジャガイモや人参は、
冷凍すると解凍した時にちょっとパサパサした感じになるので、
冷凍する時はジャガイモと人参は潰すか取り除いて
それだけは冷蔵庫に入れておくと良いでしょう。
食べる時に人数分分けやすいように、
一皿分ずつ小分けにジップロックに入れて保存するのも良いと思いますよ。
そうすれば食べる時は、
人数分だけ出して解凍して食べるだけなのでとても簡単です。
この状態で保存期間は、1ヶ月程度です。
カレーの解凍方法は?
カレーを解凍する場合は、
冷凍庫から出して冷蔵庫へ入れ変えてください。
よく食品の解凍をするのに
常温で放置して解凍する人がいますが、
これはできればやめておいた方がいいです。
常温で放置すると、
急激な温度変化でせっかくのカレーの旨味が損なわれてしまいます。
ですからまず冷蔵庫で徐々に解かしていき、
完全に解凍できたらまた鍋で温めるかレンジでチンしても良いですね。
冷蔵庫で解凍する時間の目安は、
大体4時間~6時間くらいです。
4時間くらい経ったら
一度冷蔵庫を開けてジップロックに入れたカレーを指で押したり持ってみて、
柔らかくなっていたら解凍完了なので取り出して温めます。
そしてここでも注意ですが、
冷蔵庫で解凍できてもすぐに熱い鍋に入れないで
しばらく常温で置いておいてください。
これもそして冷蔵のひんやりした感じがなくなってきたなと思ったら、
そこで初めて鍋にいれて温めます。
なぜこんな手間の掛かる事をするかというと、
熱い物を冷やす時も冷たい物を温める時も、
徐々に徐々にどちらかの温度にもっていくという考えです。
食品は急激な温度変化に弱いものです。
ですから、
段階を踏む必要があります。
そうすればおいしく保存しておいしく食べることができるのです。
・熱い→粗熱を取る→氷水に浸ける→冷蔵or冷凍
・冷たい→冷凍なら冷蔵庫に移して解凍→解凍したら常温の場所に置いて、
常温に近い状態にする。
冷蔵の場合は、冷蔵庫から出して常温に近い状態にする。
まとめ
食べ物はなんでもそうですが、
できれば作ったその日に食べるのが一番良いことなんですよね?
カレーは作ってから1日置いたカレーが一番おいしい!
なんて話もよく聞きますが、
実は1日もし常温の状態で置いておくとカレーに含まれる
「ウェルシュ菌」というのが、どんどん繁殖するのです。
ですから、
上記で説明したような方法で冷蔵保存か冷凍保存するようにしてくださいね。
ウェルシュ菌は耐熱性があり加熱しても死なないので、
これがカレーを腐らせる原因になっています。
このことを踏まえて、
できるなら常温では保存しないこと。
密封して冷蔵か冷凍するのが
一番おすすめな保存方法です。