2019年も残りわずか。
2020年のお正月は「令和」になって初めてのお正月ですね。
これを1つの筋目に年賀状を書く人が増加しているそうですが、
初詣も新しい時代の幕開けだからと
行く予定にしている人も多いのではないでしょうか?
しかし、毎年お正月って混むんですよねー。
しょうがないと言えばしょうがないことなんですけど、
この混む時間っていつまでなのか?
また、
初詣には屋台も多く出ていますが何時までやっているものなのか?
気になったことはありませんか?
そこでここでは、
初詣についていつまでに行って時間はいつまでがOKなのか?
また、
初詣はいつまで混んでいるのか?
屋台は何時までやっているものなのか?などをご紹介したいと思います!
初詣いつまでに行くもの?時間はいつまで?
《初詣に行く期間》
初詣は、元日から3日、正月三が日までに行くのが良いです。
お仕事などで三が日までに行けなかった場合は、
「松の内」といって松飾りが飾られている間の期間に行きましょう。
「松の内」の期間は東日本では1月7日、
西日本では1月15日までになっています。
九州では一部7日までのところもあります。
なぜこの期間までかというと、
お正月用の飾りがこの期間を過ぎると一斉に片付けられ、
通常の生活に戻っていくためです。
初詣がこの期間に行けなかった場合は、
2月3日の節分の時期までには行きましょう。
これは旧暦では節分の前日が「立春」にあたる日で、
この日から新年を迎えると考えられていたためです。
混雑を避けたいなら、
敢えて三が日は外してこの節分の前日に
或いは前日までに行くのも良いと思います。
《初詣に行く時間》
元日に行く場合は、できれば午前中が良いでしょう。
日本ではお祝い事などは必ず午前中が良いとされています。
特にこの初詣とは、
前年1年間を無事に過ごすことができたことへのお礼を、
お正月の神様「氏神様」や「歳神様」に伝えることと、
また新たな年も皆が健康で幸せに過ごせますようにと
お祈りする日ですから、
やはり元日のお日様が上っていく時間帯が良いのです。
ですから早朝からでも構いません。
寺社は初詣の日も開いている時間が決められており、
6:00~17:00までが一般的です。
また同じ寺院内でも本堂は開いていても、
社務所は閉まっている場合も珍しくありません。
ですから、
お守りを購入する場合などは早めに行っておいた方が良いですね。
また神社は夜でも開いている場合があります。
元々門がなくいつでも参拝できるようになっていますので、
時間は決まっていません。
しかし、
夜は神社へは行かない方が良いという考え方があり、
夜は神様もお休みする時間であるからとされています。
そういったことを気にしないのであれば、
その時間帯を避けるか三が日を過ぎてからでも問題はありません。
初詣いつまで混む?屋台は何時までやっている?
初詣が混むのはどの地域でも1日は当然混みますが、
2日や3日でも混んでいるところが殆どでしょう。
混んでいるのが嫌であれば、
三が日を過ぎてからのほうが良いでしょうね。
特に、
有名な神社や大きい神社はそれだけで混雑が予想されますので、
三が日のうちに行きたいということであれば、
近所の小さい神社の氏神様にお参りしておきましょう。
それに氏神様というのは、
その土地に住む人たちを守ってくれる神様ですので、
多少混んでも元日の早い時間に行くのが望ましいですね。
よその地域から引っ越してきた場合は特に、
これからよろしくお願いしますという意味も込めて
最初に参拝しておいて欲しいところです。
挨拶なしでいるのは氏神様に対して失礼というものなので、
是非お正月に限らず何かの時には必ず訪れてほしい場所ですね。
何かの時というのは、
例えば子供が生まれる時とか子供のお受験時とか
家族の病気の時とかですね。
《氏神神社の場所が分からない》
住んでいる地域の氏神神社が
どこにあるのか分からないという人も実は多くいます。
産まれた時から住んでいる人なら
ご両親とか祖父母が知っていると思いますが、
核家族の現代、親族と離れて暮らしている人が多いので
聞いても知らないこともあると思います。
そういう場合はどうしたらいいのでしょう?
「自治会長に聞く」
その地域の自治会の会長さんに
聞いてみるとかも方法の1つです。
「近所のお年寄りなどに聞く」
近所に古くから住んでいる人がいる
お年寄りに聞いてみると、
よくご存じかも知れませんね。
しかし、
このどちらの方法もその地域に引っ越してきたばかりだったら
聞きやすいと思いますが、
もう長いこと住んでいるのに知らなかったという場合、
また自治会に入っていないという人もいると思いますので、
そうなると聞きにくいでしょうね。
そういった場合のとっておきの方法はこちらです。
「神社庁に聞く」
都道府県には必ず「神社庁」というのがあります。
知らない人も多いでしょうね。
こちらのホームページでご覧になってください。
「神社本庁」
北は北海道から南は沖縄まで、
全国の神社庁の一覧もあります。
ここで自分の住んでいる地域の神社庁を検索できます。
《初詣の屋台の時間》
初詣に行くもう1つの楽しみは「屋台」があることですね。
神社に向かう両端の道々にたくさんの屋台が並んでいます。
私も子供の頃、
この屋台巡りをするのが好きでした。
綿菓子屋さん、たい焼き屋さん、焼きとうもろこし、
焼きそば、たこ焼き、兄弟と一緒に行って
親とはぐれて怒られたり…
すみません、つい思い出に浸ってしまいました(;^ω^)
この屋台が並んでいるのは、
地域によっても違いはあるかも知れませんが、
大抵はお正月の三が日だけです。
三が日過ぎたら格段に
人が少なくなりまばらになっていきます。
しかし、
三が日のあとでも何かのお祭りなどでイベントが控えている場合は、
またその時に屋台が並ぶこともあるでしょう。
西日本では、
「えべっさん」と呼ばれる七福神の1人である「エビス様」に
商売繁盛を祈願するお祭りが1月9日~11日に行われます。
この時は、また屋台がたくさん立ち並びますね。
初詣の歴史は?初詣の基礎知識をご紹介
《神様へ感謝をする日》
初詣は、
氏神様や歳神様に1年無事に過ごせたことのお礼と、
新しい年も1年無事に過ごせますようにと、
元日にご挨拶に行くのが初詣です。
「氏神様」
その地域を守っている神様で、
その土地に住む人たちを見守ってくれる神様です。
初詣はまず氏神様からというのは、
そんな意味があるからなのですね。
「歳神様」
古代中国で生まれた自然哲学思想「陰陽五行説」を元に、
日本で独自の発展を遂げた自然科学と呪術の体系。陰陽道をつかさどる陰陽師ひとりには、
平安時代に活躍し、
小説や映画にもなった安倍晴明がいる。(コトバンクから引用)
陰陽道は、
(おんみょうどう、おんようどう、いんようどう)の読み方があり、
一般的には「おんみょうどう」と読みます。
この陰陽道で決められている「恵方」に宿る神様です。
「歳徳神(としとくじん)」と呼ばれています。
自宅から恵方にある寺社にあたるので、
年によって方角は変わります。
信仰心がある人は両方にお参りしますが、
こだわりがない場合はどちらか一方にお参りしても問題ありません。
《初詣は二年参りともいう》
「二年参り」という言葉を聞いたことはありますか?
日本では昔、
大晦日から元日にかけてお参りするのが初詣とされてきました。
家長が代表して大晦日の23時頃から寺社へ赴き、
参拝したのち一度自宅に戻ります。
そして、
元日になってから改めて初詣に行くといった風習がありましたが、
それがいつしか今のような元日の初詣になっていきました。
地域によってはその風習が残っていて、
現在でも「二年参り」をする地域もあるようです。
《喪中では初詣に行ってはいけない?》
家族に亡くなった人がいて、
そこから1年間は遺族は「喪に服す」期間になります。
こういう時は
「明けましておめでとうございます。」という言葉は
言わないと信じている人もいますが、
喪中でも初詣に行ってはいけないという決まりはありません。
しかし「忌中(きちゅう)」の時だけは、
初詣には行かない方がいいと考えられています。
忌中というのは、
「家族の死後から忌明けまでの期間」です。
宗派によりその期間に違いはありますが、
多くは「四十九日(しじゅうくにち)」を忌明けの期間とされています。
《喪中であれば神社より寺院へ行くべき》
神社と寺院では
喪中の時の初詣に対しての考え方が違います。
神社では
「喪中の時は初詣はするべきでない」
つまり、家族を亡くし悲しむ気持ちのままお参りするのは
好ましくないというのが神社の考え方です。
しかし寺院では
「むしろ喪中の時こそお参りすべき」という考え方を持っています。
それは、
喪中にお参りすることによって
故人への供養になると考えられているからです。
元日が喪中にあたる人は、
寺院へお参りに行かれた方が良いでしょう。
まとめ
・初詣は、お正月三が日までに行くのが望ましい!
・三が日に行けない場合は「松の内」といって東日本では1月7日まで、
西日本では1月15日までの期間とされている!
・寺社では6:00~17:00が開いている時間帯。
神社は時間帯は決められていないが、
夜は神様がお休みになるので行かない方がいいという考え方もあるが、
こだわらなければ夜でも問題なし!
・お正月はまずその地域の神様「氏神様」にお参りするべし!
・歳神様は中国の「陰陽五行説」が日本で発展したもの!
・喪中でも初詣は行ってよし!行く時は寺院へ行くべし!
2020年が皆様にとって幸せな1年になりますように!!