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彼岸花の毒はどこ?触るだけならどうなの?注意すべき点とは

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暮らし

毎年、秋のお彼岸の時期に咲くことから
「彼岸花(ひがんばな)」と名付けられた
色鮮やかな赤の花

どんな花なのかというと、
スーっとまっすぐ伸びた茎の先に、
パッと天を仰ぐがごとく羽を広げたような
とても美しい花です。

しかし、
実はこんな美しい花にも毒があります。

そして、土手のたもとや墓地、
田んぼのあぜ道などによく咲いている彼岸花ですが、
これにもこの毒があることと関係しています。

今回は、
そんなちょっと謎めいた彼岸花について
毒はどこにあるのか?
どのくらいの毒なのか?

そんなところを
注意する点についてもお話ししていきます!

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彼岸花の毒はどこにある?

彼岸花の見た目は、
とても凛とした美しい花なので
ちょっと女性的なイメージもあり、
可憐で可愛らしい印象です。

ところがこんな美しい花にも
毒があるということを、
どのくらいの人が知っているでしょうか?

彼岸花の毒とは

彼岸花は根から茎、葉や花びらに至るまで、
すべてにおいて毒を持っています。

彼岸花がもつ毒とは、
「リコリン」という「アルカロイド」の一種です。

アルカロイドは、
実は植物の多くに含まれている有毒成分で
彼岸花では特に「鱗茎(りんけい)」と呼ばれる
球根の部分に多く含まれています。

こう書くととても怖い花なのだなと思うかも知れませんが、
彼岸花が含むアルカロイドの毒性はそれほど強くありません。

とはいえ大量に摂取してしまうと死の危険もありますが、
食べ物と違いそれほど人が口に入れることもないので、
注意は必要ですがあまり過剰に心配はいりません。

 

彼岸花が咲く場所

彼岸花はお彼岸の時期になると、
土手や墓地、田んぼなどに
よく咲いています。

彼岸花はこういった場所に咲いているのにも、
毒をもっていることと大きく関係しています。

彼岸花が咲く場所は、
そもそもが人為的に植えられたものでした。

そのわけは、
土手や田んぼを荒らすモグラやネズミから農作物を守るため、
そして墓地ではご先祖様を守るためです。

何しろ一番毒性が多い球根の部分で、
モグラやネズミなどの小動物に与える致死量は
1,500匹分に相当します。

農作物やご先祖様をお守りするには
十分すぎる量というわけですね。

彼岸花の花言葉

これだけの毒性を持つ彼岸花ですから、
花言葉の中にも毒を持つ性質から
「毒花(どくばな)」や「痺れ花(しびればな)」
という花言葉もあるくらいです。

花言葉はほかにもたくさんあって、
墓地やあぜ道に咲くことから
「死人花(しびとばな)」や「幽霊花(ゆうれいばな)」、
そして「地獄花(じごくばな)」などという花言葉まであります。

しかし、
そう怖い花言葉ばかりではありません。

仏教ではお釈迦様が説いたとされる
「経典(きょうてん)」には、
「天上の花」「赤い花」と記されています。

めでたい花とも云われ、
それで「曼殊沙華(まんじゅしゃげ)」という名前もあります。

 

他にも、
彼岸花の特徴として花と葉が同時に見られないことから
「葉見ず花見ず(はみずはなみず)」や
「捨て子花(すてごばな)」という花言葉。

彼岸花の形や色から「天蓋花(てんがいばな)」、
「狐の松明(きつねのたいまつ)」
「狐花(きつねばな)」という呼び名もあります。

彼岸花の名所

彼岸花の名所は
日本でも北海道から奄美諸島や沖縄諸島、
宮古列島などの琉球列島までありますが、
一番の有名どころは
埼玉県の日高市にある「巾着田曼殊沙華公園」です。

毎年「巾着田曼殊沙華まつり」が恒例になっています。

ここで見られる曼殊沙華(彼岸花)の数、
なんと5万本!

YouTubeでも動画がいくつか挙げられていますので
見てみてください。

 

彼岸花の毒!注意する点

 

彼岸花の球根が持つ毒の致死量

彼岸花は全体に毒をもつ有毒植物です。

しかし、
人に与える致死量は球根では約600個以上(約10g)ですから、
食べ物でもない限り彼岸花を
これほどの量口に入れることはないと思います。

もちろん、
知識が浅く食べられると思い込んで食べたりする事故も
考えられなくはありませんが、
このような例は稀なことが多いです。

 

油断は禁物!彼岸花の注意点

彼岸花は見た目が可愛い花ですから、
小さいお子さんなどはうっかり口に入れてしまうこともあるので、
お子さんとお出掛けの際は
ちゃんと見ていないと大変なことになります。

彼岸花は毒性は強くないですが、
それでも人によっては誤飲してしまうと
少なからず身体にも影響はあります。

 

彼岸花の人体に与える毒性

彼岸花が咲く場所は
土手や田んぼなどの人がよく足を踏み入れることがある場所です。

お散歩などで小さいお子さんやペットを連れて歩いたりしてその時、
誤って彼岸花を口に入れてしまったりすると、
毒性が強くないとはいえ人によってはある症状が出ます。

・皮膚のかぶれ ・吐き気 ・下痢 ・中枢神経の麻痺

これらの症状は誤飲した量が少し多かったりすると
このような症状を起こすことがあります。

先にも触れましたが、
球根で約600個以上を摂取しない限りは
致死量にはなりませんが、
中枢神経の麻痺までいくと危険ですので、
十分に注意してください。

事実、
江戸時代以前までは極端な食糧不足で飢えに苦しんでいた人が
食すために数日水にさらして食べていた時代がありましたが、
知識のない人が大量に摂取して
亡くなったケースが多かったのです。

数日水にさらすことで毒性が消えるとされていましたが、
この事実を知らない人が命を落としたといわれています。

人は致死量に満たない量では死ぬことはありませんが、
決して軽く見ないように
十分な注意をするよう心掛けてください。

彼岸花は手に触れただけでも危険?

彼岸花は別名「曼殊沙華(まんじゅしゃげ)」とも呼ばれ、
各地でも大きな公園などで一面に彼岸花が咲き乱れているので、
多くの観光客が訪れます。

こういうときに
お子さんやペットの動向を意識しておかないといけません。

毒性のある植物ですが、
手に触れただけでもダメなのか?
というと、
触れただけで毒が身体に回るということはありません。

一番気を付けるべき点は、
彼岸花の茎などに汁が付いていたりした場合です。

知らずに汁に付いた手で
食べ物を触ったりする危険性を注意しなければいけません。

例えば、
汁の付いた手でおにぎりなどを手づかみで食べると、
毒も一緒に飲み込むことになるので、安易に触らないようにしましょう。

彼岸花の毒!誤飲した場合どうする?

 

有毒植物を誤飲!その対処は?どうする?

●家庭での対処●
家庭内で有毒植物を誤飲した場合、
催吐(さいと)といって
異物を吐かせるようにします。

しかし、
乳幼児や高齢者の場合は吐いたものが
気管に入る危険もあるので、
十分な注意をする必要があります。

そして速やかに医療機関で診療を受けましょう。

 

スイセンも要注意

スイセンも彼岸花の属性ですが、
このスイセンの葉は
ニラによく似ています。

そのため花がないと
ニラと間違えて食べてしまう危険性がありますので、
スーパーなどで売られているもの以外では、
専門家など詳しい人に聞くようにしましょう。

食中毒の発生時期

有毒植物を誤飲したことにより、
身体に不調が現れたり、
食中毒のような症状で
病院に搬送されたりする事故は多いです。

特に5月~6月の梅雨の時期と
7月~9月の夏は、
気温や湿度が高い季節です。

冬は、12月~3月の時期で
ノロウイルスなどのウイルス性の食中毒が
一番多く発生しています。

山菜採りなど要注意

秋は山へ山菜採りに行く人も多いです。

山にも彼岸花は咲いていますが
注意するのは彼岸花だけではないので、
山菜にあまり詳しくない人は
安易に採って口に入れたりしないよう、
専門家と同行するなどしてくださいね。

体調の変化を感じたら迷わず
医療機関に行くようにしましょう。

 

まとめ

彼岸花の開花時期は、
9月の中旬ごろからが見ごろになります。

お彼岸の時期や墓地でも多く見られるので、
「転生」や「悲しい思い出」など
寂しい花言葉にもなっていますが、
とても綺麗な赤い花なので
曼殊沙華として多くの歌手にも歌われています。

あくまで観賞用として観るようにして、
安易に口に入れないように特にお子さんやペット、
高齢者には気を付けてあげてくださいね。