きのこ類は鍋や炒め物、みそ汁の具などによく使われます。
その中の1つ「しいたけ」も焼いても美味しいし
私も好きでよく使う食材ですが、長く保存しておけないのが難点。
すぐ使うつもりで多めに買い込んでもどうしても余ってしまって、
気付いたらふにゃっと情けない姿になって、
残念な想いをしたこともあります。
そういえばしいたいけって、腐るとどうなるのでしょうか?
何か特徴があるのか?
そして、賞味期限やできれば長く保存しておける方法などをご紹介します!
きのこが腐る!?見分け方のポイント、しいたけの場合
しいたけの見分け方ポイントその1【色】
しいたけが新鮮なうちは濃い茶色で、
しいたけの傘の裏は筋がいくつも入って真っ白です。
しかし、鮮度が落ちてくると濃い茶色の部分がだんだん黒く変色してきます。
傘の裏の白い部分もなんとなく黄ばんだような真っ白ではありません。
さらに、白い綿状のカビのようなものが傘の裏や表面にも出ていることがあります。
これは、「菌糸」というもので、
実はしいたけが新鮮な時にも出ている場合があります。
ですからカビではないのですが、
見た目がカビと良く似ているので食べないのが無難です。
しいたけの見分け方ポイントその2【匂い】
しいたけが新鮮な間は、ほぼ匂いはありません。
しかし腐ってくると、ちょっと鼻に着くツンとした酸っぱい匂いがします。
もうこうなってしまうと、完全に腐っているので食べないようにしましょう。
見分け方ポイントその3【触感】
しいたけも腐ってくると
新鮮な時のように全体に膨らんでいるようなハリがありません。
弾力さえ感じられた傘の部分も、
全体に厚みが減りちょっと指でつまむとすぐにぐしゃっと潰れてしまいます。
水滴が出る場合もあります。
これはしいたけは殆どが90%以上水分を含んでいるためです。
同時にぬめりも出てきます。
きのこの賞味期限が書いてないけどいつまで?長く保存する方法
スーパーなどで売られているしいたけやきのこ類の中には、
殆ど賞味期限が書かれていません。
いつまで食べれるのでしょう?
また、長く保存するにはどうするのでしょう?
しいたけは新鮮状態が短い
しいたけも含め、きのこ類全般に新鮮でいる状態が非常に短い食材です。
しいたけも同様、常温で置いておくと1~2日で新鮮味がなくなります。
冷蔵庫に入れた状態でも、2~3日でふにゃっとなってきます。
こうなる1番の原因は、
スーパーで売られているしいたけはビニール袋に数個入った状態で売られていたり、
トレイに数個入ってラップでくるまれていたりしますね?
それをそのままの状態で置いておくのが原因です。
しいたけは呼吸している
しいたけはビニール袋やラップで包まれた状態でいる間も
呼吸をしているのです。
それがビニール袋やラップ内で入れられた状態のままだと、
しいたけが自らする呼吸で袋内に水滴が付きます。
しいたけは90%以上の水分が含まれているからです。
この自らの出す水滴で劣化していくのです。
しいたけは湿気に弱い食材であることを知っておいてください。
しいたけの保存期間が1週間の場合
1週間位の保存ならば新聞紙でくるんでの冷蔵庫が良いです。
買ってきたら冷蔵庫に入れる前に、
ビニール袋やラップでくるまれている状態から、
一度中身をちゃんと取り出します。
新聞紙やキッチンペーパーなどでしいたけの軸を上にして包みます。
それからビニール袋やフリーザーバックなどに入れて冷蔵庫へ入れます。
こうすれば、
しいたけの出す水滴を新聞紙がうまく吸収してくれますので、
傷みが進みにくく鮮度を保ってくれます。
しいたけの保存期間が1か月の場合
1週間を超え、1か月の保存ならば冷凍が良いです。
冷凍する場合は、軸を落として食べやすい大きさにカットしておくと、
使う分だけを料理に使う事が出来るので、
無駄な解凍が無く、すぐ使えて便利です。
カットした「しいたけ」は、
新聞紙やキッチンペーパーで包んで、
フリーザーバックに入れて冷凍庫で保存します。
保存した冷凍したしいたけを調理する場合は、
解凍せずに凍ったままの状態で調理してください。
解凍すると結局水気を含んでしまうので意味がありません。
しいたけの保存期間が1年の場合
1か月を超え、1年の保存ならば「干ししいたけ」がもっともおすすめです。
ザルの上に新聞紙などを広げて敷き、
その上にしいたけを重ならないように傘の部分を下にして広げて並べます。
そして半日~1日干したら出来上がりです。
干ししいたけはビタミンDが増えるので美容にもおすすめです。
スーパーで売っている干ししいたけも、
一度袋から出して数時間、天日干ししておくと
ビタミンDがさらに増えて美容効果絶大ですよ!
まとめ
炒め物をはじめ、きのこの中でもよく使うしいたけですので、
美味しく上手く活用したいですよね。
傷んでいるサインを見逃さないようにして、
美味しく食べるための保存方法を参考に
しいたけを上手に役立てくださいね!